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■リレーコラム テーマ 2. こうすればもっと良くなる!授業実践

第15回 必然性のある授業展開 ( 2 )
真田恵美子(幼児・児童英語講師,大阪府豊中市、箕面市小学校英語活動 研修講師)

 前回お話しした「必然性のある授業の構成・展開」を、英語ノート@のLesson 4「自己紹介をしよう」を例にあげながら紹介していきたいと思います。

 この単元では「自分の好きなものを含めた自己紹介ができるようになること」を目標としているのですが、最初から直接これらの表現を教えたところで、 子どもたちがすんなりと表現できるようにはなりません。子どもたちが「聞きたい」「言いたい」と思うような活動を通じて、子どもたちが自然に表現できるようになるように授業を組み立てましょう。

(活動 1)
みんなの前で自分の好きなものを言えるようにするために、まずは「〜が好きです」「〜が好きですか?」という表現や、好きなものやスポーツ、 食べ物の言い方をたくさん聞かせることからはじめます。単に聞かせるだけではなく、子どもたちが聞きたくなるような必然性を持たせることが大切なので、クイズ形式にしたり、友だちや先生が好きなものを予測させてから聞いたりする活動を行うとよいでしょう。

(活動 2)
「〜が好きです」「〜が好きですか?」という表現をたくさん聞いて自然と口からでるようになったら、自分の好きなものの絵を描き、 友だちにも好きかどうかを聞いてみるといった活動を行います。しかし、いきなり個人で聞かせるようなことはせず、まずは先生がデモンストレーションとして好きなものを伝えたり、子どもたちが好きそうなもの、例えば任天堂DSやタレントの嵐などを好きかどうか尋ねたりする活動をクラス全体で行います。

(活動 3)
次に班で好きなものを尋ね合い、その後自分の好きなものを「Do you like baseball?」 というように友達に尋ねるインタビューゲームを行います。

クラスの前で発言することに慣れるために、数人にみんなの前で自分の好きなものを尋ねさせ、Yesの人が10人になればOKという「ぴったりゲーム」などを行うと いいでしょう。単に尋ねさせるのではなく、10人になればOKという設定をすることで、尋ねる必然性も生まれ、答える側にも自分の答えがゲームに反映されることで 答える必然性が生まれます。

(活動4)
これらの活動を行うことにより、最後には自分の好きなものを含んだ自己紹介をしっかりとできるようになり、単元の目標が達成できます。

 以上のように、単元の最終目標をしっかりと設定し、この目標を達成するためにはどのように授業を構成・展開していくかを考えることが重要で、設定された目標から 授業展開を逆に考えていくと、自ずとていねいな活動の展開が見えてきます。ていねいに授業を展開していくと、どの子も無理なくそれぞれの活動を自信を 持って楽しむことができるのです。

2009年11月27日

 
真田恵美子 (さなだ えみこ)
真田恵美子(幼児・児童英語講師,大阪府豊中市、箕面市小学校英語活動研修講師)

幼児・児童英語講師,大阪府豊中市、箕面市小学校英語活動 研修講師。

著書・その他:
学級担任のための活動アイディア集 5・6年生用―小学校英語 (3) (三省堂、2007/3)
学級担任のための活動アイディア集 3・4年生用―小学校英語 (2) (三省堂、2007/3)

 

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